私は勧められたソファにそっと座り、


「…何が原因?」


単刀直入に聞いた。


この人たちは、きっと暴走族。


知らないけど、雰囲気がそう語っている。


けどまぁ、


“話は通じる”


私はこう言ってはなんだけど、人を見る目だけは、自分を信じて疑わない。


彼らは話の通じる人。


そう思ったから、大人しくここまでついてきた。


危険だと思うところに無防備に入る程、私は鈍感じゃない。