本当ならもっと遅かったかもしれない 歴史上でも古高さんは拷問される 先延ばしにするか 要は遅いか早いかの違いだけど 引き金になったのは私 「………乗り込んでくるわ」 「そんなつもりで進言してないっ」 そんなの知ってる 榛輝が気遣ってくれてただけってことくらい 「私は自分の尻拭いを他人に押し付けるようなことをする人間にはなりたくないね」 立ち上がって足を踏み出す