「一言余計だよ、桐葉は」 ため息をつきながら今までとは違った表情をして榛輝は道場に入る 「お前を守るためなら何でもする覚悟は俺にはあるさ」 楪も覚悟を決めた顔つきで道場の入り口を潜る 「まぁ、大丈夫だよ。僕でさえ覚悟はこっちに来たときから決まっていたからね」 ニッコリとして槙も彼らの後に続く 「そうだね、大丈夫。………私の力があれば。 でしょ?呉羽………」 私は遠い空を仰いでから道場へ踏み入れた