桐葉side



「へぇ、このアクセサリーってそんなものなんだ……………」


「分かった?」


「一応………」


槙に新しく更新された桜狐姫のことを話す

ただし土地神については言わなかった

呉羽には目配せをすると分からないくらいに頷いたので

黙ってくれるのだろう

だって、……………自分だけほとんど不死になったってことだから……

人だけど人じゃない

まぁ、出来るだけ騙し通します

そのうちバレるだろうけど


「さぁ、桐葉。時は来たわ。私はここで戻ってくるのを待ってますから」


微笑む呉羽に頷いた

言われなくとも予感がもうしている


「じゃあ、行ってくるね」


「えぇ」