呼応は弱まり、籠った熱も冷めた


「え、………?」


何で………!?


「ごめん………ちょっと私の力が不安定みたい」


「別にいいよ。もう昼過ぎだし、戻ろっか」


槙は少し残念そうな顔をして言う

あれー?

やっぱり不安定なのかな?

あの時空移動の時に感じる枝垂れ桜に呼ばれる感じがなかったから?

時が来れば戻れるってこと?

1つ分かったのはまだその時ではないということ


「時を待て………か」


私達は家に引き返した