「………ねぇ、桐葉の体力可笑しくなってない?」


「どうして?」


残り半周をノンストップで走り終わり私達は拝殿の縁側に腰かけていた


「前から運動出来る方だったけど境内走って息切れどころか汗もかかない化物じゃなかっただろ」


私は榛輝の言葉にあははと棒読みで返した

だって身体能力上がってるもん

これでも抑えたからまだまだ余裕だった


「じゃ、戻ろっか。槙ちゃんは一と土方連れてうちに来てね。その後行きたい場所あるから」


槙の了解の声を聞き、私は部屋に戻った