一応、帰る前に拝んでいこうと思う なかなか奥宮まで来れないから 社に近づいた時、私は目を疑った 「……呉羽ッ!?」 そこには呉羽が優雅に手を振りながら座っていた 私は駆け寄る 「お久しぶり、桐葉。元気だった?」 「うん。けど、呉羽はどうしてここに?」 「いつもは本殿にいるのだけれど他の人に邪魔をされたくなかったの。」 「そうなんだ………」