いつものように廊下を歩いていた。 それは、ドラマなんじゃないかって いうくらいベタな出会い。 ぶつかり合って、大丈夫?って 言われた瞬間、恋に落ちた。 あたしの周りは変な目でみるから 大丈夫?なんていわれたことなかった。 だけど、この人はちがった。 「あ、りがと」 あたしは素っ気なく返事をした。 「名前は?」 あたしはドキドキしながらも、 本名を言うべきか、 偽名か迷っていた。 そして、 「哀歌」 と言った。