ーーガラガラガラガラ



愛梨「楓おっそーい!もうすぐでST始まるよ!」


楓「はぁはぁ…。だって、今日お姉ちゃんが寝坊して…。」



あのあとお姉ちゃんは「間に合った間に合ったー(笑)」と呑気なことを言っていたので、一発蹴ってからきた



うちは自分の席に座った。



ふと隣を見ると、遼の席の周りにあのKS
のメンバーが固まっていた


うちと愛梨の会話を聞いていたのか、遼がうちみて笑った



遼「さすが楓花さんだな!マジでうけるーっ!」


楓「笑い事じゃないっ!そのせいでこっちは大変な目にあったの!しかもお姉ちゃん全然反省してないし…。」


遼「マジ楓花さんサイコー(笑)」


楓「ほんと、あんなお姉ちゃんでとても恥ずかしい…。」


すると、KSのメンバーの一人がうちに話しかけてきた



春樹「お前、英樹の姉だろ?てか、お前ら仲いいな。なんだ?つき合ってるのか?」



…。



楓、遼「「はっ?」」



愛梨はクスクスと笑っている



春樹「だって、入学して2日なのに、仲よすぎだろ」



あー、それね



楓「なんかよく言われるけど、うちら幼なじみみたいなもんだから。そんな関係ではないんだよねー。残念ながら」


遼「そうだよなー」



遼も平然として話す


遼との間に恋愛感情と言うものはこれからもずっとないだろう


すると、さっき話しかけてきた子がつまらなさそうな顔で


春樹「ふーん」


と言ってきた


そこに先生が入ってきた


先生「おーい、お前ら!席につけよ!」


みんな席に座って、朝の会が始まった