そして私たちは今、狼のお母さんとお父さんがいるであろう部屋の前にいる。

内心、緊張しすぎてやばい。


狼『今帰った。』


狼はそう言っていきなり襖を開けた。

中には20代ぐらいに見える女性と男性がいた。


?『狼、帰ったか。』


?『狼、おかえりなさい。』


狼の両親であろう二人は寄り添いあいながら狼にそう言った。

私は少し焦りながら両親に挨拶をした。


華『初めまして、桜咲華と言います。』


?『君が華ちゃんか。

狼から話は聞いてるよ。

とりあえず二人ともそこに座りなさい。』


私たちは狼のお父さんが指定したソファーに腰掛けた。