花のような笑顔

奏のその言葉が私の心にスッと入ってきた。


奏『辞める手続きも俺にまかせてくれればいいから。』


華『え、でも・・・』


奏『でもじゃない。華はとりあえずちゃんと飯食え。細すぎだ。』


華『う、うん。』


奏『よし。交渉成立だな!これからよろしくな華。』


華『よろしく。』


こうして奏との生活が始まった。

ご飯や洗濯、家事全般は私がやっていた。
手続きとかいろいろまかせっぱなしで悪いと思ったから。


奏と生活していく上で、私は奏に強くなりたい言い、空手を教えてもらった。

空手は私が高校入学する一ヶ月前までかかさずやった。

その成果もあり、一年半で私は喧嘩も強くなり、空手も奏と競えるほどに強くなった。



この奏との出会いが私に最初の光をくれたんだ。