花のような笑顔

奏『それで華、中学はどうする?』


正直もうあんな学校行きたくなかった。
誰も味方のいない、裏切り者しかいない学校なんて・・・。


華『行きたくない・・・。』


奏『まぁーそうだよな。なら高校入学するまで俺んちで一緒に住むか?』


華『え・・・』


奏『そんな顔すんな。中学生一人ぐらい養える。』


私が困っているのはお金のこともそうだが、一番は奏のことだった。

もし、奏に彼女とかいたりしたら当然私は邪魔者だし。

また一人になるのは嫌だから・・・それならいっそう最初から一人のほうがいい。

そう思って奏に断ろうとしたが・・・


奏『華、俺のこと心配してくれるんだったらそれは気にするな。』


華『え??』


奏『残念ながら俺には好きな女も彼女もいない。

だから安心しろ。

それにお前を一人にさせるようなことはしない。』