花のような笑顔

ソファーに座って今後のことを考えていると奏が戻ってきた。


奏『ほらよ。オレンジジュース。』


華『ん、ありがとう。』


それから無言がしばらく続いたが、奏が一息つき質問してきた。


奏『なんで夜遅く繁華街になんていたんだ?言いたくなければ言わなくていいが・・・。』


いつもなら関係ないだろとあしらうところだったが、なぜか奏に安心感を覚え勝手に口が動いた。


華『家に一人でいたくなかったから。』


奏『一人暮らしなのか?まだ学生だよな?』


華『うん。中2。』


私の中2という言葉に奏は驚いたのか固まってしまった。


華『奏大丈夫?』


私がそう言うと奏は我に返った。


奏『あ、あぁ。親はどうした?』


この質問は絶対されると思ってた。
正直言いたくはなかったけれど、奏は信じてみようと思えた。

そして私は今までの出来事をすべて奏に打ち明けた。