花のような笑顔

華『・・・。』


奏『うち、来るか?家帰りたくないんだろ?』


私は奏のその言葉に驚きながらも、頷いていた。
男の家に上がるのはどうかと思ったが、家に一人でいるよりずっとマシだと思った。


今、奏が住むマンションの前にいる。
思ったよりもマンションがでかくて驚いた。


華『奏の部屋は何階なの?』


奏『5階だ。』


エレベーターで5階まで上がり、奏の部屋に上がらせてもらった。


奏『適当に座ってて。飲み物何がいい?って言ってもジュースはオレンジしかないけど。』


華『オレンジジュースでいいよ。』


こう見えて私はオレンジジュースが大好きだ。

奏の部屋は黒のものばかりあったが、落ち着いた雰囲気の部屋だ。