花のような笑顔

奏『お前の名前は?』


言葉を無視されたことに少しむかついたが名前を言われて無視するほど私は酷い人間ではない。


華『桜咲 華』


奏『華って言うのか。いい名前だな。』


大好きな両親がつけてくれた名前を褒められたことに嬉しくなった。
気付いたら笑顔になっていた。


華『ありがとう。』


笑顔を向けると奏は顔を赤くした。
風邪でも引いたか?


奏『っ////あ、あぁ。』


華『顔赤いけど大丈夫ですか?』


奏『あー///だ、大丈夫だ。(無自覚か///)』


華『そうですか。ならいいですけど。ところで、何故私の名前なんて聞いたんですか?』


奏『お前の目が死んでたからだ。』


顔が赤くなっていた奏とは別人に見えるぐらい真剣な顔をして言ってきた。