狼『これが俺の過去だ。

やっぱヤクザなんてこえーよな…

しかも女に裏切られるとかダサすぎだろ…

若頭として情けねぇよ。』


華に離れられることが怖くて華の顔が見れなかった。
俺の話が終わるまで華は何も言わずただ聞いていた。


華『狼、私は狼になんて言っていいか正直分からない。

でも情けなくなんか無いと思う。

狼はそれだけ咲子さんが好きだったわけでしょ?

人をそこまで愛すことができるのはすごいことだと思う。』


華の言葉に俺はガラにもなく泣きそうになった。
だが、華は俺がヤクザということに一切触れてこなかったからやっぱ無理なのかと思ったが違った。


華『あ、あと狼やっぱりヤクザだったのね。

初めて狼達をみたときヤのつく職業の人だとすぐ分かった。

だから狼がヤクザだからって離れていったりしない。

狼がどんな人でも、私を救ってくれたことに変わりはない。』