俺は怒りが爆発しそうになったが二人に対し冷静さを装い言った。


狼『何やってんだよ。』


その声を聞いた瞬間咲子は笑って言った。


咲『ふふっ今頃気付いたの?

私、笹村組のものなのよ?

なんで狼と付き合ったんだと思う?

お金よ。あと地位と容姿。

もともと狼なんかに興味なかったのよ。

バレたなら仕方ないわね。』


俺はその言葉を聞き絶望した。

それからの出来事はあまり覚えていないが駿と潤がそいつらに怒鳴り殴り飛ばしたのは覚えている。


咲子は俺が初めて好きになった女だった。


そんな女に裏切られた俺はますます女嫌いになった。

駿と潤も女には常に警戒するようになった。