ある日、俺が1番恐れていることを咲子に聞かれた。


咲「狼たちって普通の人じゃ出せない感じのオーラがあるけど…何かやってるの?」


咲子には俺達が黒崎組の関係者だとは教えていなかった。


それを言ったら離れていくと心のどこかで思ったから。


でも警戒心が薄れていたからなのかそれとも咲子に惹かれ始めていたからなのか俺は言ってしまった。


狼「俺は黒崎組の若頭だ。」


そう言うと咲子はびっくりした表情をしたが咲子は俺が予想もしてなかった言葉を言った。


咲「そっか。でも狼は狼でしょ?若頭でも関係ないよ。」


咲子は俺が1番ほしかった言葉を言ってくれた。
あの頃の俺は馬鹿みたいに心の中で喜んでいた。