華『それで見回りを終えて帰ろうとした時、銃声の音が聞こえて聞こえた方に言ったらみんながいたってこと。』


狼『なるほどなー…。』


駿『あの時はびっくりしましたよ。いきなり若の目の前に人が出てくるんですから。』


潤『俺、あん時心臓止まるかと思ったわ。』

そんな潤の言葉に少し苦笑いをした。

狼『なんであの時俺を庇ったんだ?死ぬかもしれなかったんだぞ?』


華『んー…直感。

狼を見た時、あぁ、この人はまだ死んじゃダメだって…

この世に必要な人だってそう心が言ってた。』


狼『そうか…。』


華『それに…もう目の前で誰かが死ぬのを見たくなかった。』


両親みたいに身体が血に染まってどんどん冷たくなっていく。
そんなのもう見たくなかった。

両親のことを思い出してるのが分かったのか狼が頭を撫でてくれた。

狼の手は本当に落ち着く。