華『ねえ、狼?』


狼『ん?なんだ?』


華『今、運転している人誰なの?』


狼にそういうと驚いたような顔をした。


狼『お前、駿がどっちだか分かるのか?』


華『え?分かるよ?

駿さんと確かに似てるけど雰囲気とか違うし。

多少顔にも違いあるよ?』


狼『ふっ、やっぱ華は普通の女とはちげぇな。

運転してる奴は潤。

駿の双子の弟だ。』


まぁー普通ではないな。
なんせ麗蝶だからな~♪
そう思っていると


潤『よろしくね~華ちゃん♪』


潤さんが運転しながら言ってきた。
私もすかさず挨拶をした。


華『よろしくお願いします。潤さん。』


潤『ははは。礼儀正しいんだね~!

でも俺に対して敬語じゃなくていいよ~!

固いしね!』


華『あ、うん、分かった。』


軽く挨拶を終えると狼が不思議そうな顔をして言ってきた。


狼『ずっと気になってたんだが、お前なんであの日、あんな夜遅くに繁華街にいたんだ?』