キキー!! ドン!!

突き飛ばされた感覚がした。
でもさほど痛みはなかった。
ゆっくり目を開けてみると…。


血だらけの両親が横たわっていた。


華『お父さん!!お母さん!!嫌だ!目開けてよ!』


父『華…お前は…父さんの自慢の娘だ…。

華…俺はもうダメみたいだ…。

華…強く前を向いて生きていけ…。

辛くて苦しくなったときは空をみて笑え…。

空からずっと見守ってるから…。』


母『華?ごめんね…?

ずっと側にいられなくて…

でも自慢の…娘を守れたこと…後悔はしてないのよ?

あなたは強くて優しくて…

花のような笑顔をもつ私の…自慢の娘。

先にお父さんと逝くけれど…いつでも見守ってるから…。』


お父さんとお母さんは私の目の前で息を引き取った。
私を守って、私のせいで死んでしまった。


華『いやぁぁぁぁぁぁ!お父さん!!!お母さん!!うわぁぁぁぁん』



その場で泣き崩れた。