狼『俺の名前は黒崎狼だ。』


華『私の名前は桜咲華です。』


狼『あぁ、知ってる。』


華『え、どういう…ガチャ。』


黒崎さんにどういうことですかと聞こうとしたときいきなり病室があき、茶髪の男が入ってきた。


狼『あー駿、ちょうどよかった。華が目を覚ましたからお前も名前は教えておけ。』


駿『わかりました。俺の名前は宮本駿です。よろしくお願いしますね。』


淡々と敬語でそう言って頭を下げてきた。

いきなりの礼に戸惑った私は


華『え？！あ、あの頭をあげてください。

私は桜咲華です。

こちらこそよろしくお願いします。』


そう言ってすぐに自分の名前を名乗った。


駿『俺に敬語は使わないでください。』


華『え、でも…』


狼『言うとおりにしておけ。華も敬語じゃないほうが楽だろう？』


華『分かりま…分かった。』


私達の自己紹介が終わると黒崎さんが言った。