病室の窓を見ながら両親の事を思いながらボーッとしていると男が帰ってきた。


狼『ほら、水』


そう言って水を渡してくれた。


華『ありがとうございます。』


少しの間二人共黙っていたが名前が聞きたくて男に言った。


華『あのー…貴方の名前は?』


そう言うと男は驚いた顔で言った。


狼『俺のこと知らないのか?』


こんなかっこいい人知り合いにはいないし…もし会っていたら覚えいるはずだし…


華『すみません、わからないです。どこかで会ったことありますか?』


狼『あ、いや、ないけど………ふっ。やっぱ面白い女だ。』


そう言いながら笑う男に私は不覚にもドキッとした。

そのあと、男は自分の名前を教えてくれた。