〜 狼 side 〜

どこを見渡しても暗闇。

その暗闇に華がいて、追いかけてもその差は縮まらない。
そして"ごめんね"そう言いながら銃を放ち、血だらけになった華を俺が支えてる。

そんな光景を見て、ハッと目を開ける。


香『狼!よかった、目が覚めたのね!』


駿『若!無事で何よりです!』


潤『目が覚めてよかったです!』


ベッドの横にはお袋たちがいて、でもその中に華の姿はない。


狼『お袋、華は…?』


そう言うと、全員悲痛な表情に変わる。
何なんだ。嫌な予感しかしねー。

そんなことを思っていると病室の扉が開いた。