花のような笑顔

そのため、華と一緒にいられる時間が限りなく少ないのだ。

華は今日は休日で駿と潤に買い物でも連れて行ってやってほしいと頼んだ。
最近は会えなくて寂しい思いをさせてるからな…。

俺が一番に華に会いたいのにそうはいかないのが若頭だ。

いっそのこと若頭やめるか?
なんて冗談も考えるほど華不足で死にそうだ。

咲子の相手なんぞしなくてはいけないしな。

今にも殴りかかりたい気分だ。


咲『ねぇ〜狼、聞いてるー?私と一緒にいてくれるんだよね?』


ほんとにコイツうるさい。
でもこれも華を守るためだと思い、そうだなと軽く返した。


まさかその場面を華に見られてるなんて気づかなかった。