慎『お袋の浮気は…岡山組のせいだったんだ。

お袋は岡山組に脅されていた。

浮気相手も岡山組の組員。

浮気はお袋からじゃなくて…組員から言い寄られて…しかたなくだったみたいなんだ…。

けど、家を出て行ったあと、その組員に別れを告げたらしい。

その時に殺された。

まーこれは後々調べて分かったことだ。』


岡山組…許せねぇな…。


慎『ふっ。

しかも…妹が死んだのも、お袋が振った組員が振られた腹いせで仕組んでやったことらしい。』


慎は嘲笑的に笑っていった。
その顔は苦しそうで今にも泣きそうな顔だった。

そんな慎を見て可哀想な気持ちになりそして、助けたいという気持ちにもなった。


私は慎を抱きしめた。