花のような笑顔

狼『当たり前だ!』


少し嬉しそうな顔をする狼に私も嬉しくなった。


狼『ところでだ…華、待つと言ったが…『言うよ。』』


狼の言葉を被り、言った。

丁度、今は車だし、話してこのまま墓地に行ってもらおう。


華『狼は、私が毎晩魘されてた理由を聞きたいんでしょ?』


私がそう言うと、狼は黙って頷いた。


華『この時期はね、毎年のことなの。

狼と会う前は本当に酷かったよ。

毎晩暴れて、次の日起きたら部屋の中はめちゃくちゃ。

片付けても次の日の朝には元に戻ってる。

自分で自分がコントロールできなかった。』