寝室に着くと狼は私を優しくベッドの上に降ろした。

そして、狼は私の額に優しくキスをした。

狼の切ない表情に私は胸が苦しくなった。


狼『華、頼むから無茶するな…。

確かに華は強いのかもしれねー。

でもな、華は俺の大切な女だ。

傷一つつけたくねーんだ。

だからもっと俺を頼れ…。』


華『狼、ごめん…心配かけてほんとにごめんね…ありがとう…。』


狼『分かればいい。』


狼はさっきの切ない表情から安心したような、嬉しそうな、そんな顔をしていて、私自身、凄く安心した。

そんな狼の顔を見てもう隠しごとは絶対しないと決めた瞬間だった。