狼『華、明日から学校行くだろ?』


華『うん、零が心配してるだろうし。』


多分零は私が入院してたことすら知らない。
今どき携帯持ってない奴がいるのかと思うが、私は持っていない。
必要ないから。


狼『零?誰だそれ。』


狼が不機嫌そうに聞いてきた。


華『零は唯一の理解者であり、私の親友でもある子。』


狼『男か?』


華『違うよ。女の子。』


狼『そうか。ならいい。』


私が女の子と言った瞬間安心したような顔をした。