〜狼side〜


親父達の部屋を出て、俺の部屋にいった。

華をベットに寝かせて、俺も華を抱きしめながら横になった。


お袋の言葉に涙を流した華。

俺達三人の言葉に涙を流した華。


華の涙を見ると胸が痛む。

俺は華の笑顔が見たい。

少しぎこちないが俺には笑ってくれる華。

俺はお前の本当の笑顔が見たい。

絶対俺が取り戻してやる。



狼『華、愛してる。』


そう呟き、華の綺麗な額に触れるだけのキスをした。

そして、さっきよりも強く抱きしめ眠りについた。