ベビーベッドで明南ちゃんが寝ていた。



ずっと明南ちゃんを見ていると亜衣が私を呼んだので、亜衣横に座る。



向かい側に明良さんが座っていた。



明良さんの真剣な顔が何だか怖いんだけど。



明良さんの口から告げられた残酷な言葉。



「流星は東京に帰って来ているんだ。」



東京に帰っているって、どう言うこと。



どうして、あのマンションに帰ってこないの。


流星の約束は嘘だった。


私は騙されたのだろうか。



「昨日、流星に会って来たけど、・・・・・」



明良さんがその後を中々言おうとしない。



「流星は記憶喪失で、俺の事も亜衣の事も覚えてなかった。」


じゃ、私の事も覚えてないと言うこと。


そんなの信じられない。