流星は何事もなかったかのように授業を始めている。


私一人がバカみたいにドキドキしてるのに。


一人の生徒が手を上げていきなり立った。



「二人が一緒に歩いているのを見かけました。」


誰の事。


もしかして、私と流星の事なの。


「ファミレスで食事してるのも見ました。人違いではないです。美男美女だから二人でいるとかなり目立ちます。私は卯月先生をオバサンなんて思っていません。」


嘘、どうしたらいいの。


はい、そうですと簡単に認めていいのだろうか。


流星はどう答えるつもりか。


流星の行動を待つ事にした。