「海だーっ!」

「やっぱ夏は海だよなぁ!」


俺達は砂浜に入っていって、海に近づいた。
波の音が響く感じが夏を感じさせる。


‥‥その時、
リョウが急に思い出したように言った。


「アイスとかジュースとか、欲しいよなぁ!」


「あ、確かに。買ってこれば良かったな」


「確か近くにコンビニあったから俺行ってくる!
ちょっと待ってて」




リョウはそう言うと、自転車のところへ戻り
自転車にまたがって来た道の方向へ走っていった。


「リョウ、コンビニ行ってきてくれるってさ!」


そう言って俺が振り返ると、
美保と奈々子が俺に背を向けて何かをヒソヒソ話していた。

俺の言葉には反応してくれない。