美保と、目が合った。 美保が何かを言おうとした瞬間、ナオトが言った。 「美保、乗るか?」 俺は驚いてナオトを見た。 ナオトはにっこり笑って、美保の方を見ている。 深い意味はなさそうな言い方だけど‥‥。 ‥‥やっべぇ、先越された! 俺も言えばよかった! 美保は、さっきまで目が合っていた俺の方を一瞬見てから、 「あ、うん!じゃあ‥‥」 と言ってナオトの方へ行った。 ‥‥あぁ、俺の馬鹿! 何先越されてんだよー! 俺だってあぁ言えば良かったのに!