女性恐怖症彼氏

「いいから、見せてみて」




あたしの押しに負けたのか、おとなしく足を出してくれた。




うわ、青くなってきてる……。





「これ、一週間くらいしないと治らないかもね……」




「はぁ⁉︎一週間も!サッカーできねぇじゃん‼︎」




「その前に清川君、補習だよね?」



あ、と思い出したかのように焦った顔をした。



どっちにしろ、サッカーできないもんね。




「ありがと、足見せてくれて」





「あ、おう……」






あたしは先生の棚から湿布を取り、清川君に渡した。





「さんきゅ。あのさ、なんでここにいんの?」




「ただのサボりだよ」





「お前、結構悪いやつだな」




へへっと笑って、足に湿布を貼った。



古典とか、面倒くさいし……。