それからというもの、楽しみを無くした麗美はクラブ通いの日々を送っていた

お酒を飲んで、踊って、騒いで──…

こうしていると、心の中のモヤモヤを忘れられる。

退屈な現実から逃れられる。

男どもはみーんなチヤホヤしてくれる。






『サイッコ──!!』

麗美はかなり出来上がっていた


「いい飲みっぷりだねぇ。」
そういうと見知らぬ男は、麗美の腰に手を回す


『んー?ふふふふ。飲まなきゃやってらんないっつーのー…』


ふと男を見ると、シャツの袖から伸びる腕にタトゥーが施してある



それは麗美にとって、とても魅力的でセクシーに見えて──…









「2人きりになれる所に行こうか」

















































『…うん』






























そして、ラブホ街へ消えていくのだった──…