大分とばしても、職員室の前でしか橋本くんには追いつけなかった。 「やっっと、追いついた!」 とんっ と橋本くんの背中を押す。 「えっ?!なんで…てか俺結構走ったよ?」 「はっは、あんまなめちゃいかんよ橋本くん。私、元陸上部なんで。」 そう言ってドヤ顔見せた私。 いやマジで。短距離なら私誰にも負けないから。 すると橋本くんは、少し顔を赤くして笑ってた。