出された朝ごはんの半分を食べ進めた頃…

「…ご馳走さまでした…」


私はいつも出された物の半分しか食べることが出来ない。

体調を崩すと食欲が一気に減り、何も受け付けなくなるので、慢性的に食が細くなっているから。

「頑張って食べたな」

かな兄は半分食べれると、いつもそう言って褒めてくれる。


「どうしても診察しなきゃだめ?」

学校に行けなくなるのが嫌で、ダメ元で聞いてみた。


「念のためだよ。みぃは直ぐに無理するからな」

そう言いながらポンポンと頭を撫でてくれたかな兄。