シャッ

カーテンが開かれると司がいた。


「彼方が押してくれたんだね。ありがと」

「みぃ?」

今にも眠ってしまいそうなみぃ……




そっと首元に手を当て、脈と体温をさりげなく確認する司。

「みぃ?辛いところない?」

「ぐるぐるして、頭痛い……」

辛そうに言葉を発するみぃ。

「分かった。熱も高いしもう一度解熱剤入れるね、それと目眩を抑える薬も……」


司はナースコールで、点滴と水枕を用意する様に伝えた。


「熱は上がり切ってるはずだから、しっかり冷やして下げような……」


コクン……



司は、みぃの言葉が少しでも、色々気付いてくれるから、ほんと安心して任せられる……