「だって……寒いんだもん」
「ふふ。まぁ、毎年の事だからな」
「そうそう、美晴は毎年この季節から春になるまで毛布手放せないもんな」
かな兄とひな兄の2人に笑われた。
「さ、朝ごはん食べよう」
かな兄が、キッチンから朝食を運んでくれた。
毛布に包まりながら、椅子に座る。
「美晴、まだ寒い?」
ひな兄が心配そうに聞いてきた。
「少しだけ……」
「……結構あったかいんだけどな、この部屋……」
徐に伸びたひな兄の手は、私のおでこで止まった。
「…………ちょっと微妙かも、後で体温測ろうか?」
「え、大丈夫だよ。元気だから」
そう言って、ひな兄の腕から逃げた。
そのやりとりをかな兄は静かに見ていた。
「ふふ。まぁ、毎年の事だからな」
「そうそう、美晴は毎年この季節から春になるまで毛布手放せないもんな」
かな兄とひな兄の2人に笑われた。
「さ、朝ごはん食べよう」
かな兄が、キッチンから朝食を運んでくれた。
毛布に包まりながら、椅子に座る。
「美晴、まだ寒い?」
ひな兄が心配そうに聞いてきた。
「少しだけ……」
「……結構あったかいんだけどな、この部屋……」
徐に伸びたひな兄の手は、私のおでこで止まった。
「…………ちょっと微妙かも、後で体温測ろうか?」
「え、大丈夫だよ。元気だから」
そう言って、ひな兄の腕から逃げた。
そのやりとりをかな兄は静かに見ていた。

