それから暫く、ベンチに座って話をした。

俺の部活の事や、クラスの事など毎日会っているのに、話題は尽きなかった。



少し風が出てきて、涼しくなってきた。

俺は涼しいけれど、みぃにとっては肌寒いかも知れない……

みぃを見ると大丈夫そうだったけど、念のため早めに帰ろうかな……



「みぃ?そろそろ帰ろうか。寒くない?」

「そうだね。少し寒いかも」

「また来れるし、今日は帰ろう」

「うん。またお散歩一緒にしようね」

「もちろん」



2人で公園を後にして、家路を急いだ。



「ただいま〜」

みぃの声が家に響いた。