テスト2日目…



昨日の朝のひな兄とみぃのやりとりを見ているから、今日、登校してくるのか分からず、みぃの家には顔を出さなかった。


みぃが登校してきたのは、予鈴が鳴る5分前。


ガラッ

「おはよ〜」


「あ、みぃちゃんじゃん。おはよ。
昨日はどうしたの?」

「おはよ。昨日は体調あまり良くなくて、保健室で受けてたの…」

「そうなんだ。もう大丈夫?」

「うん、もう平気。ありがとう」


みぃとクラスメイトの会話を聞いて声をかける。



「みぃ、おはよ」

「葵、おはよ」

「あれからよく、ひな兄の許可出たね」

「昨日、点滴してもらって、微熱程度まで下がったの。
昨日は勝手に帰ってごめんね」

「微熱って事はまだ熱あるんだね。
無理するなよ。
昨日は俺の方が先に帰ったんだ。
みぃ辛そうだったし」

「そうだったの?来てくれてたんだ。
全然知らなかった」

「声掛けずに帰ったからね。
今日も無理しちゃダメだよ」

「うん。大丈夫だよ」


みぃの「大丈夫」や「へーき」が一番信用出来ないんだけどな…