喋らなくても答えやすい様に聞いてくれるつーくん。

「念のため、聴診させてね」

服を少しだけあげて聴診器を当てるつーくん。

あ、難しい顔してる…

「みぃ。呼吸し辛いよね。
このまま置いておくと、発作に繋がりかねないから、喘息を抑える点滴しておくね」

コクン

息苦しさがなくなるのは嬉しい。

「発熱は、上がり切ってるみたいだから、自力で下がるの待つことにするね。
みぃは少ししんどいと思うけど、体冷やして熱下げような」

コクン…

「つ、くん…あり、がと」

つーくん、薬漬けになりたくない事分かってくれてるから、色々考えてくれててありがたいな。

「みぃの主治医だからお礼はいらないよ。早く良くなろうな」