「これからは気を付けような」

「うん、気を付ける」

みぃは、少し気まずそうに答えた。



「日向はどんな感じだった?」

気まずい雰囲気を変えるために話題を変える。

「私が寝る前に測ったら、39度2分だったよ。でも、食欲はあって、お粥全部食べてくれたよ。」

にっこり笑って答えてくれた。

「そっか〜。みぃ。看病ありがとな。とりあえず、みぃは上に何か羽織っておいで。俺は日向の様子見てくるから」

「わかった」

みぃが出て行った扉を見送り、日向の部屋へ向かった。




コンコンコン

カチャ

そっと扉を開けると、ベッドで眠る日向が見えた。

水枕をして、おでこに冷えピタが貼ってあった。


みぃが看病してくれたんだな。