「おい!クラウン!ホセ起きたか?」
「…ウィング…」
病室を出たところで出くわしたウィングをクラウンは夢見心地に見つめた。
ウィングはつい最近ホセに会いに来た少年だ。
あれから何度か城を出いりしている。
「…起きないって。心中してるみたい」
「心中?」
「閉じこもるんだって。自分の中に」
「あいつらしい病気だな」
すっかり大人っぽくなったウィングを見上げながらぼんやりとクラウンは二年前のことを思い出していた。
「ウィング…ホセのこと恨んでるでしょ」
「は!?いやいやいや、なんでそうなる訳!?」
「だって、散々苛められてたじゃんか。ホセドSだから」
「そりゃぁ…まぁ…って!!んなわけなーーーーい!!」
激しく頭を振りながら否定するウィング。
そして二人は思い出を掘り返していった。


