「大変なことに…」
ドクターは一人診察室で頭を抱えた。
「困った…」
やっぱり頭を抱えて、嘘であってくれたらともう一度目の前のカルテをちらりと見る。
「あぁ…」
___駄目だ…
現実を受け入れざるを得なくなったドクターはこの世の終わりのような顔をしている。
「…」
ドクターは何を考えているのか、それは…
「御娘(クラウン)になんて言いましょうか…」
卒倒させない伝え方をロランに聞くかどうかだった。
ちなみにロランは、ホセに拾われたセイの元使用人だ。
最近うつつを抜かしているらしい。
それはとりあえず置いておくけれど…
彼は心理学のスペシャリストなのだ。
ドクターはついに受話器を取った。
「すいません…ロランさん、少しご相談が…」
数秒後、ロランが飛んできた。


