「面白い奴。クスッ」
「…そうですか。」
てらてらと笑うセイ。
…クラウンは苦労しそうだ…
うんうんと自分で頷いていると、不意に目の前に綺麗な手がすっと差し出された。
「未来の妻の使用人だろ?和解するべきだ。クスクス」
「…はい…?戦争を仕掛けた覚えはありませんが…?」
「クスクス言い方が悪かった。仲良くしようぜ、兄弟」
「!!!!」
引くに引けない。
何で俺の周りの奴は俺と家族になりたがるんだ。
クラウンは養子、アクアは義妹、ウィングは従弟、セイは義兄。
ほかの不特定多数は養子と兄弟。
何が楽しいんだろうか…
永遠の謎だ。
(ほっとけない。ほかっといたら死ぬし。 byクラウン)
(ただ一緒にいたいんです。安心できるんです。 byアクア)
(ついていきたくなる奴なんだって。自意識過小! byウィング)
(お兄ちゃんはとっても優しいんだ!! by不特定多数大半)
謎だ。←
「ワコク様、それはさすがn「クラウン!いい知らせだ、起きろ!」
「あの、ワコk「兄弟になってくれたんだ、ホセが」
ホセ!?なんでそんな風に俺のことを?
「ほんと!?」
「いや、それはごk「やったー!!」
「…」
もういい。
勝手にやってくれ。


