ラショナリズムシンキングLOVE


<6日目>

「…」

「ねぇ!!」

「…」

「ホセ!!」

「…そこまで怒らなくてもいいだろ」

例の通り窓拭きをしていたところ、吐血。

運悪く居合わせたクラウンに捕まり…

「ちゃんと寝てなきゃダメでしょ!!」

「いいだろ。経費削げ「体調優先!!無理して死んだらどうするの!」

「そんなに簡単に死んでたまるか」

「死ぬでしょ!!自殺志願者!!」

「それとこれとは別のh「自分を大事にしない!自卑他尊主義!!」

「クラウン、俺の話をk「虐待大好きバカ!!」

「…」

しまいには泣き出してしまって、俺にはどうにもできない。

いったい何がしたかったんだか。

「クラウン?」

支配魔法をかけまくった俺の心臓は何とか正常に働いている。

出なかったら死ぬとこだ。

「…怖いんだもん…」

「?」

「だって、ほかっといたら死んじゃうんじゃないかって、怖いもん…

ずっと一緒にいたいのに…ずっと…」

消えかかった声でシクシク泣いているクラウンに俺は何をしろというのか。

どうにもできない。

俺には涙の止め方なんてわからない。

「…意地悪…死んだら駄目だからね…?」

「…あぁ。」

俺にどうしろという。

何で昼前からクラウンの泣き顔を見なくちゃいけないんだ。


「ホセ…」

___ギュッ…

「!?」

「大好き…」

「お、おいクラウン///」

何でねるんだ!!

起きろ!

離れろ!

それこそ死ぬだろうが!!

クラウンに抱き付かれたまま寝られるって…

「っ///」

ずるいってのに///

「クラウン…起きろ…」



よく見れば目の下には軽く隈ができている。

何してたんだ。

夜更かしは体に悪いと教えたのに…

「悪い子だな、全く」

母性本能だな。

これは。

「Zzz…」

絹の様にしっとりとした金髪。

そっと梳いてやれば気持ちよさそうにむにゃむにゃと寝返りをうつ。

ふにふにの頬を突っついて遊んでいると、不意に声がした。



「やっぱりか、ジュエル・ホセ?」