ついた所は城。

「おー。おおきいなー。」

棒読みの非常に失礼な感嘆の声をあげるホセ。

なぜか天守閣付の、変わった屋敷の前に隠れ、そのまま気配を消してホセは中へ滑り込んだ。

___すごいイケメン…

はぁ、とため息を漏らさないホセの理性と職務に対する執着心には異常なものがあった。