「明日一日、法律を曲げるの!!」
「やめとけ。」
「…ロラン、ホセに似たね…(泣)」
「あのスパルタ教育で。」
若干思い出したくない光景を思い出しそうになったロランは、慌てて思い出に蓋をした。
もはや人間(じゃないけど)とは思えないあのスケジュール。
完璧すぎる仕事のこなし方。
…尊敬するなというほうが無理。
「絶対殺ってやる…
よーし!がんばるぞ~!!」
なのにクラウンは…
「行こっ、ロラン!」
ロランは深い深いため息をついた。
「…俺はまだ逝きたくないよ、クラウン。」
「いいから行くの!!」
「逝くことになるでしょ…絶対」
「大丈夫!!」
「分かったよ…」
この時ロランは、絶対に寝返ろうと心に決めた。


